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エンジンオイル
エンジンオイルって定期的に換えなきゃいけないって事はわかるけど、値段もピンキリで、
高ければいいのかもしれないけど、よくわからないんだよね。
コレは、確かに誰もが悩むところだ。そもそも何を入れるのがベストかなんて、正しい答えなんて無いって
のが答えなんだろうな。ただし、其々の車の取説にも推奨オイルが載っているから、不安なヤツは、一度確認して見た方が間違いないだろう。大抵は純正オイル(トヨタならキャッスル)の10W−30とか、5W−30なんかが推奨オイルになっていると思う。
最近の省燃費型のエンジンを積んでいる車(平成12、3年頃以降のターボ車以外の国産車)には、超低粘度のオイル(0W−20とか、5W−20とか)が指定されているから、他の粘度のオイルは入れないように注意しよう。
じゃあまずオイルの違いから説明しよう。
ベースオイルの違い
- 鉱物油と化学合成油
- 値段の違いがハッキリ出るのが、このベースオイルの違い。鉱物油は安いし、化学合成油は高い。何が違うのか?
- 鉱物油
- 原油から精製するオイル。ひと昔前から、現在まで、比較的安定して供給されているオイルで、安価。ただ、硫黄分などオイルとして有害な物質も含まれている。
- 化学合成油
- エンジンオイル用に化学的に合成したオイル。不要な物質はほとんど含まれず、熱安定性や、酸化安定性なども鉱物油に勝る。粘度もある程度自由に作れる。ただし一般的に高い。
- 部分合成油
- 鉱物油と合成油のブレンド。化学合成油のオイル性能の優れている部分をも持ちながら、値段がお手ごろなもの。
- ただし、自分で合成油と鉱物油をブレンドするのは止めよう。普通相性が悪いぞ。
API性能分類
- 現時点での最新API(アメリカ石油協会)グレードはSM。しかし、SJ、SLのオイルを使っても全く問題は無い。しかしもし、SHやSGのオイルがあったら避けたほうが無難だろう。かなり古いと思われる。
SAE粘度表示
- 粘度とは早い話がオイルの硬さだ。10W−30というような表示がほとんど。(昔は単に30というようなシングルグレード表示もあった)
- 10WのWはウィンターの事で低温時の粘度を表す。逆に右側の数字は高温時の粘度を表す。つまり左の数字が小さいほど低温始動性が良く、抵抗が少ないため省燃費型といえる。
- 右の数字は大きいほど粘度があり、抵抗が大きい。ターボ車や、高速走行車が、エンジンやタービンの温度が非常に高くなった時の油膜保持の為には、この数字の大きいものの方がよい。
- 最近の国産車にお乗りの方は、超低粘度オイル推奨車が多いので(特にトヨタ)、オイル交換の際にはちゃんとその辺わかっているお店に行きましょう。
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